検索順位が急に下がった原因は!? たまにぶっ飛ぶGoogleさん

こんにちは、CTOの才木です。

ウェブサイトを運営していると気になるのが、検索結果の表示順位。
ある日、急に順位が下がって焦った経験はありませんか?

Googleさんに振り回されないために、心構えと対処法についてお話しようと思います。
なお、今回はある程度ウェブの知識がある方向けの内容になっています。

検索順位が急に下がった原因

Googleさんは、ユーザーが求める情報をより正確に提供できるよう、アルゴリズムのアップデートを日々行っています。
「なにも悪いことしてないのに、上位から急に外れた!」という場合、このアップデートによるものであることが多いです。

アップデートの種類は主に以下2つ。
どちらのアップデートでぶっ飛んだ場合でも、基本的にやることは一緒です。

  • 頻繁に行われている小さなアップデート
  • 年に数回行われるコアアップデート

ぶっ飛んだときの心構え・対処法

急に上位からぶっ飛んだ場合、まずはサイト内に問題がないか確認しましょう。

「ユーザーが必要としている情報が提供できる、良質なコンテンツを作っているか」
「間違いない構造(タイトル、見出し、内容の構造、それに沿ったhtml構造)をしているか」
ということを確認して、問題がなければほとんど気にしなくても大丈夫。
Search Consoleにてクロールを促してみましょう。

こちら側に問題がない場合、
「ごめーん!順位付けちょっとミスってたみたい。評価されるべきページだったわ!」
という感じで、しばらくしたら元の順位に戻っていることが多いです。

小さなアップデートでぶっ飛んだ場合は、数日〜数週間で、
コアアップデートでぶっ飛んだ場合は、数週間〜数ヶ月、もしくは次のアップデートで
元の順位に戻ると考えられます。

ただ、中身に何らかの問題があると考えられる場合は、以下の直しをする必要があります!

問題があった場合の直し方

中身に問題があると考えられる場合にやるべきことは以下の4つです。

  1. キーワード・タイトル等の見直し
  2. 余計な部分の削除
  3. ページのスピード上げ
  4. クロールの促し

直らなかったら1に戻って繰り返し!

1)キーワード・タイトル等の見直し

・適切なキーワードが選定ができているか
・キーワードがタイトル・大見出し・ディスクリプションにきちんと含まれているか

といった部分を見直し、問題があれば修正を行います。

2)余計な部分の削除

・意図したキーワードとは別の部分が強調されるような構造になっていないか?
・コンテンツに余計な内容が入っていないか?

といったことを確認し、余計な部分があれば削除します。

3)ページのスピード上げ

ページの表示速度も検索順位に影響しています。
表示速度を上げるために、ページの最適化を行いましょう。

やるべき作業は主に以下の6つ。
日頃から、大きく時間が空いたときにこの作業を行っています。

  • JS/CSS/Imageの最適化
  • リクエスト数の最適化
  • クリティカルレンダリングパスの最適化
  • メモリの最適化
  • PageSpeed Insightsで確認
  • データベース、サーバーの見直し

4)クロールの促し

Search ConsoleにてGoogleに再クロールを促し、待ちます。
それでも順位が戻らない場合は、また「1)キーワード・タイトル等の見直し」からやり直し。
改善を繰り返します。

まとめ

「アップデートにより検索結果の表示順位が急に下がる」という経験は、ウェブサイトを管理しているとよくあることです。

しかし、Googleさんのアップデートは「ユーザーの求める情報を正しく表示できるように」という観点で行われているものであるため、結果的にユーザーの利益にならなかった場合や、思いがけない影響につながった場合には微調整が行われます。だから、適切なページ作りをしていれば、順位はまた元に戻るはず。

日ごろから「良質なコンテンツ作り」「適切な内部対策」を心がけていれば、急に順位がぶっ飛んだ場合も焦る必要はありません。引き続き、自分を信じてコンテンツ作りをおこなっていきましょう!