コンテンツSEOというSEO対策と、コンテンツマーケティングの話。

こんにちは、田中ちやこです。

よく「コンテンツSEO」と「コンテンツマーケティング」の意味を混同している人がいるので、ここでいったんまとめてみようと思います。

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、SEO対策のひとつ。
自身のウェブサイトを検索結果の上位に表示させるために、ユーザーにとって有益なコンテンツを増やしていく手法のことをいいます。

少し前までSEO対策で主流だったのは、アルゴリズムの穴をつくブラックハットSEO(=よくないSEO手法)。しかしGoogleのアルゴリズムが進化していったことから、ユーザーの利便性を最優先に考えて作られた本当に価値のあるページが評価されるようになりました。人間的に考えて、当たり前に評価されるべきページが評価されるようになったということ。その結果、ブラックハットSEOは衰退していき、コンテンツSEOが注目されるようになりました。

ブラックハットSEO?何それ?と思った方は「ダメなSEO対策の代表例を6つご紹介」をご覧ください!

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違い

ここまで読んで、コンテンツSEOが何かは大まかに分かったけど、「コンテンツマーケティング」というのも聞いたことあるし、ちょっと何が何だか分からんくなってきた…!という方もいるかもしれません。わたしも調べながら脳みそ大混乱だったので、私と同じ気持ちの方はここをご覧ください。がんばって説明します。コンテンツSEOについて知れたらそれでよい!という方は次へ進んでください。

コンテンツマーケティングは「潜在顧客へ価値のあるコンテンツを届ける」というマーケティング手法のことをいいます。ブログや自社のウェブサイト・SNSを使って、ユーザーにとって価値のある情報を届けることで、自社に興味を持ってもらい、ファンになってもらうという目的でおこなわれます。

コンテンツマーケティングとコンテンツSEOは、「ユーザーにとって価値のあるコンテンツを発信する」という点では共通しています。しかしコンテンツSEOの目的は「検索流入を増やすこと」。コンテンツマーケティングの目的は「潜在顧客にアプローチして自社のファン作りをすること」。

“SEOを意識しながら”ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作るのがコンテンツSEO。
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することで自社のファン作りをしていく、という全体的な取組がコンテンツマーケティングです。

コンテンツSEOのメリット

安定的かつ長期的な集客ができる

コンテンツSEOをおこない、ページが検索結果の上位に表示されるようになれば、年中無休で集客をし続けることができます。また一度コンテンツを作っておけば、長期間に渡って必要な人に情報を届けることができます。コンテンツSEOはGoogleアルゴリズムの規準にのっとったSEO対策であるため、ペナルティを受けてページが削除されてしまう、といった可能性もほとんどありません。

コンテンツが増える=資産が増える

良質なコンテンツは資産となります。時間が経つほど効果が薄れていくCMや新聞広告とは異なり、コンテンツSEOは“資産”としてコンテンツをどんどん蓄積していくことができます。

潜在顧客にアプローチできる

関連ワードを意識してコンテンツ作りをおこなうことで、さまざまな悩みや疑問をもったユーザーを幅広く集客することができます。結果、見込み客だけでなく潜在顧客(将来の顧客)にもアプローチすることができます。

SNSと相性がいい

コンテンツSEOでは、検索エンジンではなく、人間に評価されるコンテンツを作ります。つまり、ユーザーに「面白い!」「役に立った!」と思ってもらいやすいということ。

コンテンツに興味を持ってもらえると、SNS等で拡散されやすくなります。またブログ等にリンクが貼られることで「ナチュラルリンク」を獲得できると、サイト全体の評価をあげることにもつながります。
さらに自社でSNSを運営している場合、投稿のネタとしてコンテンツを使うこともできます。SNSとうまく連携することができれば、良いサイクルを回していくことができます。

自社で動けばお金はかからない

自社のウェブサイトの中にコンテンツを追加していく仕組みを持っていて、運営する人材がいれば、新たにかかる費用はありません。CMや新聞広告などの広告は高額な費用がかかりますが、集客の効果は短期的なものになります。一方、コンテンツSEOは費用がかからず長期的な集客を見込むことができます。

コンテンツSEOのデメリット

労力と時間がかかる

ユーザーにとって価値のあるコンテンツを生み出すためには、それなりの労力と時間がかかります。ここでくじけてしまうことが多いですが、踏ん張りどころ。また労力と時間がかかるということは、逆に言えば早く始めるべき!ということ。

コンテンツが少ない間は集客が見込めない

コンテンツを作ったらすぐ効果が出て欲しい!と思いがちですが、やはりコンテンツが少ないうちは集客が見込めません。はじめは、根気よく継続してコンテンツを追加していくことが重要になります。

業者に頼む場合、ブラックハットSEOと比べると高額

ブラックハットSEOと比べると、時間も労力もかかる上に、専門性やより深い情報が必要となるため、業者に頼むと高額となることが多いです。ただし何度も言うように、コンテンツはすべて資産になるし、長期的に安定的な集客を見込むことができます。

またブラックハットSEOはペナルティを受けるというリスクも。長期的に見れば、コンテンツSEOの方が結果的にコスパは良くなります。

コンテンツSEOのやり方

コンテンツSEOのやり方はとっても単純。
ユーザーにとって有益なコンテンツをどんどん追加していけばいいのです。

主にやることは以下3つです。

  • キーワード選定
  • コンテンツ作り
  • 効果測定

ここは説明を始めると長くなりそうなので、別の記事で紹介できればと思います。お待ちください…!

まとめ

今回は、コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの意味の違いを明確にしながら、コンテンツSEOについてまとめていきました。それぞれの言葉の意味をきちんと理解することで、やるべきことや考えていくことも明確になりますね!

「コンテンツSEO」は、今すぐやるべきSEO対策のひとつと言えます。
すぐに結果が出る簡単なものではありませんが、長期的に見ればメリットしかありません。踏ん張って継続してやっていきましょう!!