
広島蔦屋書店員に聞いた!今人気の作家「junaida」のおすすめ絵本2選
こんにちは!
ペコマガ編集部の 舛井奈美香です。
今日はおしゃれで可愛らしい絵本を2冊ご紹介!!
作者は、京都在住の日本人 junaidaさん。
画家でもある junaidaさんの、読むだけじゃもったいない可愛らしい絵本は必見です♡
絵本紹介第1弾と第2弾の記事はこちらからご覧ください。
ストーリーも楽しい!「怪物園」

2020年12月に発売された最新作「怪物園」。
表紙にはたくさんの怪物が描かれていて、これだけでも絵画のよう。
これまでに見た絵本とはちょっと違う、アーティスティックな世界観を感じます。
にょっきりのびた高い塔、たくさんの窓に、とんがり屋根。
遠くから眺めると、それはまるで、りっぱなお城かお屋敷のよう。
けれど、このお城の屋根には大きな目玉がついていて、ぎょろりとこちらをにらんでいます。
窓から生えているのは、毛むくじゃらの手。
後ろには、長いしっぽが揺れていて、蹄のついた長い足もあります。
みんなはそれを怪物園と呼びました。
不思議な怪物園は、はるか昔の時代から、たくさんの怪物たちをのせて、長い長い旅を続けていました。
ある静かな夜のこと、怪物園がうとうと居眠りしたすきに、開け放しの玄関から、怪物たちが、外の世界へと抜け出しました。
そして怪物たちは、みんなの住む街までやって来ると、通りを行進しはじめました。
この絵本は、junaidaさんの絵本の中では物語性が強い作品。
怪物たちは怪物園を飛び出し現実世界へ、現実世界にいる子どもたちは怪物がいて外に出られないからと、自分たち楽しい空想世界へ。
ストーリーが進むごとに現実と空想が入れ替わり、どんどん惹き込まれていきます。
小さなお子さんは絵だけでも楽しめる絵本だと思います!
そして大人もハマってしまう絵本になってます♪
親子で「の」の続きを想像しよう!

junaidaさんの絵本シリーズ「の」。
「の」はいつも、ことばとことばのすきまにこっそりといる文字です。
でも、いつもは目立たない。
そんな不思議なことば。
その不思議な力がことばを繋いで、ことばとことばが思いがけない出会いをした時、そこには見たこともない景色があらわれ、聞いたこともない物語がはじまります。
「わたしの お気に入りのコートの ポケットの中のお城の いちばん上のながめのよい部屋の 王さまのキングサイズのベッドの……」
「の」は「わたし」と「王さま」を、
「猫」と「太陽」を、
「ここ」と「あそこ」を、
「いま」と「むかし」を、
そして、「あなた」と「わたし」をつなぎます。
「の」は「ことば」と「ことば」をつなぐことで、「物語」と「物語」、「世界」と「世界」を橋渡しし、そうしてつながった、物語や世界は、それぞれが限りない広がりを持っています。
この絵本を開いて、不思議な「の」が導く、終わらない旅に出かけてみませんか?
蔦屋書店で購入できます!!

今回紹介した絵本は、蔦屋書店で購入することができます!
2020年12月上旬から2021年1月初旬頃までは、このように蔦屋書店の絵本コーナーにjunaidaさんの絵本が並べられています。
一緒に飾られているイラスト(絵本の中の)を見るだけでも楽しいですよ♪
気になるー!と思っていただけたら、ぜひ絵本も手に取ってみてください♡
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