大竹市に新スポット!自然とアートを楽しめる下瀬美術館をレポート♡

提供いただいた商品・サービスの紹介を含みます。

下瀬美術館
大竹市晴海2丁目10-50
TEL.0827-94-4000 営業時間.9:30~17:00(入館は16:30まで) 店休日.月曜日(祝・休日の場合は開館)、年末年始、展示替え期間 駐車場.一般 73台、大型バス 2台

こんにちは!
ペコマガ学生編集部のなつきです。

今日は大竹市に来ています。
2023年3月1日に開館した下瀬美術館をご紹介します!
とっても楽しみにしていました~!

下瀬美術館へのアクセス

下瀬美術館へは、公共交通機関や車でアクセスできます。

[公共交通機関をご利用の場合]
JR大竹駅、またはJR玖波駅からこいこいバス「ゆめタウン」停留所下車5分

[車をご利用の場合]
山陽自動車道 大竹ICから約5分

車で来る場合、晴海臨海公園内の園道を通ってお越しください!

無料駐車場があり、73台まで駐車可能です◎

アートと自然を楽しめる美術館

下瀬美術館は、丸井産業株式会社の代表取締役である下瀬ゆみ子氏が、先代から受け継ぎ形成してきたコレクションを楽しむことのできる施設です。

コレクションには、エミール・ガレのガラス工芸や加山又造の日本画、マティスなどの西洋絵画といった、国内外の美術品があります。

コレクション数は約500点ほどあるそうです!
展示だけでなく、建物自体や大竹ならではの景観などを見てゆっくり楽しむことができます。

主な所蔵作家
日本工芸:七世大木平蔵、平田郷陽、四谷シモン、北大路魯山人
日本画:竹内栖鳳、横山大観、東山魁夷、加山又造
油彩:浅井忠、梅原龍三郎、佐伯祐三、小磯良平、香月泰男
西洋工芸:エミール・ガレ、ドーム
西洋美術:ミレー、ピサロ、ルソー、マティス、シャガール

美術館の設計を手掛けたのは、世界的に活躍する建築家の坂茂氏です。
瀬戸内の自然に建築物を溶け込ませるような設計で、不思議な感覚をもたらしています。
エントランスは柱が放射線に伸び、開放感のある空間となっていて、とてもおしゃれですよね!

施設内には、坂氏の代名詞と言える「紙管」を用いた椅子が設置されています。
構造材として紙を活かしたデザイン。
座るだけでお洒落な気分になりますね!

施設内のサインデザインは、グラフィックデザイナーの原研哉氏のチームが手掛けています。

エントランス棟には授乳室があります!

ロッカーもあります。
館内設備のデザインは、どれもスタイリッシュです!

Webチケットも館内販売チケットも有り◎

チケットを購入します!

観覧料

一般 ¥1,800円(¥1,500円)
高校・大学生 ¥900円(¥800円)
中学生以下 無料
※()内は20名以上の団体、大竹市民割料金、障がい者手帳をご提示の方とその同伴者1名は無料

チケットは、Webチケットと美術館の受付で購入できます。
来館前に購入でき、入場をスムーズにできるWebチケットの購入を推奨されています◎

Webチケットの購入は、下瀬美術館のWebサイトからご購入ください!

展示室内は写真撮影可能!
「この作品好き!」となった時に、写真を撮り見返すことができるのが嬉しいですね♪

今回は、特別に美術館施設を吉田さんに案内していただきます!(とっても贅沢!)

なつき

本日はよろしくお願いします!!

よろしくお願いします♪

無料音声ガイドがあるので、皆さんはそちらで解説を楽しんでください!
それでは早速館内をまわって行きましょう~!

下瀬美術館の全体像はこちら!
決まった順路はなく、自分の好きな所から鑑賞することができます◎
一つ一つ案内していただきます!

【開館記念展】おひなさまと近代美術

開館記念展の「おひなさまと近代美術―丸平の人形からガレ、マティスまで―」を見ていきます!
この企画展は、2023年5月7日までの展示となっています。

「おひなさま」の展示をじっくり見ることは初めてなのでドキドキ!

企画展示室では、大木平蔵の人形や雛道具を展示しています。

吉田さん

下瀬コレクションの原点、京都の老舗、丸平大木人形店の作品をご覧いただけます。

吉田さん

作品は360度ご覧いただけますので、人形の表情から衣装の刺繍まで、ぜひお楽しみください。
展示台も反射しにくい低反射ガラスを使用しています。

なつき

確かにそうですね!
反射しにくいガラスケースだと、中にある展示品の細部までじっくり見ることができるのでいいですね!

エミール・ガレの庭

最初に訪れたのは、エミール・ガレの庭!
まるでおとぎ話に登場するような庭園ですよね。
池やバーゴラ(藤棚)があり、遊歩道を巡りながら四季折々の植物たちを見ることができます。

なつき

世界観がガラッと変わりますね!
とっても綺麗です!

吉田さん

エミール・ガレの展示作品に登場する草花を中心に植栽されています。
作品鑑賞の合間にぜひ散策を楽しんでください!

「実際の植物と可動展示室にある作品を見比べる」といった楽しみ方もできますね!
自分なりの楽しさを見つけるのもおすすめです◎

春はポピーや桜といった植物が一面に咲いていましたよ!

可動展示室

次は、可動展示室へ向かいます!

この「宇宙船に入る!」みたいな扉が入口になっています!

8個あるコンテナには、1つ1つテーマがあります。
今回の企画展では、

  • 第一室 桜を愛でる
  • 第二室 エミール・ガレ
  • 第三室 加山又造
  • 第四室 マイセンと楽しむ西洋絵画
  • 第五室 自然を感じる
  • 第六室 岡本太郎と四谷シモン
  • 第七室 ガレとドームのランプ
  • 第八室 人物の魅力

のテーマで楽しむことができます。

なつき

コンテナ内に入るまでどんな作品があるのかが分からないため、「次はどんな作品に出会えるんだろう!」と、楽しむことができるのが魅力的ですね!!

第四室は、「マイセンと楽しむ西洋絵画」をテーマにした一室。
アンリ・マティスの作品を中心に鑑賞することができます。

なつき

マティスの絵は、ひろしま美術館にも所蔵されていますよね。
この独特の色彩を眺めていると、心がぐるぐる回っていくような不思議に感覚に陥ります。

アンリ・マティス
19~20世紀に活躍したフランスの画家・彫刻家。フォーヴィスム(野獣派)と呼ばれる活動の代表的な存在。「色彩の魔術師」の異名を持ち、豊かな色彩世界を表現しているのが特徴的です。
※フォービスム:20世紀初頭の絵画運動の一つ。色彩それ自体に表現があるものと見なし、その中で人間の内的感情や感覚を表現することに色彩は重要なものとしている。色彩自体が作り出す自律的な世界を研究することが目的。

エミール・ガレの作品たちも、じっくり鑑賞。

なつき

エミール・ガレといえば、ランプ「ひとよ茸」というイメージが強く、画像でしかみたことがありませんでした、、。
トロンとしたガラスの質感で、美しい植物が描かれたガラス工芸たち。見ていてうっとりしますね♡

なつき

あ!
日本ぽい山や鳥のデザインの作品もありますね!

吉田さん

エミール・ガレは、ジャポニズムの影響を受けていたので、日本風のデザインが施された作品も楽しめますよ♪

エミール・ガレ
フランスのアール・ヌーボーを代表する工芸家。ガラス工芸、陶器、木工家具など幅広い分野で独創的で豊かな工芸作品を制作しました。下瀬美術館では、ガラス工芸品と家具を中心に初期から晩年、死後のガレ工房の作品など60点以上の作品を所蔵しています。
※アール・ヌーボー:19世紀から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動。花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴です。

鏡の森

木々が建物の鏡面に映ることで森の中にいるような感覚になります。

写真を撮るのがとっても楽しそうな場所です!

望洋テラス

次は望洋テラスを目指します!
望洋テラスは、この「太陽の丘」を登った先にあります。

吉田さん

太陽の丘には、現在ヒメキンギョソウというお花が咲いています!
ここでも、その季節の植物を見ることができます。

望洋テラスに行くまでの道のりまでも楽しむことができるのがいいですよね!!
また、道の横幅も大きく坂道がなだらかなので、ベビーカーや車いすでも楽々通ることができるのが嬉しいポイントです◎

はい!到着しました~!
見晴らしがよく、とっても良いですね


水盤に並ぶ可動展示室は、8色に彩られています。
この「水面に並べる」という発想も、建築家の坂氏が実際にこの大竹の地を訪れて瀬戸内海の島々からインスピレーションを得たそうです。

なつき

潮風が穏やかでとっても気持ちいいです!

吉田さん

宮島、阿多田島、江田島といった瀬戸内の多島美を見ることができます。
可動展示室と自然が調和した景色を楽しむことができますよ!

なつき

「水面に浮かす」というので、思い浮かんだのが宮島の厳島神社。
平清盛が社殿を水面に建立させた広島の有名な観光地です。
あくまでこれは私の考察ですが、「もしかして板氏も厳島神社からインスピレーションを受けたのかも!?」と気持ちが高揚しました!

あの中に、企画展がすっぽり入っているのがなんとも不思議でならない、、。
コンテナ内の企画展も後ほど訪れます!

童心に返るような人形ばかりで、とてもワクワクする展示室です!


ミュージアムショップも見逃せない!

エントランスには、ミュージアムショップがあります。
所蔵品や景観から着想したオリジナルグッズを購入できます。

ボールペンやマスキングテープ、缶バッチは色展開が豊富にあります!
可動展示室をモチーフにされており、シンプルなデザインで普段使いしやすいのが良いですよね♪

なつき

私は「訪れた美術館で必ず1つグッズを購入する!」という自分ルールがあるので缶バッチを購入して帰りました!

下瀬美術館を訪れた思い出を、グッズを通して感じることができるのでおすすめです!

吉田さん

「エミール・ガレの庭」をイメージしたオリジナルハーブティも販売しているんですよ。
季節ごとに登場しますのでお楽しみに。ぜひ香りを楽しんでください!

なつき

甘めでいい香りですね!!♡

じゃん。
これ、何だと思いますか??

展示品!ではなく、購入できるグッズの1つなんです!
この正体は、紙管を輪切りにしたオブジェ。
美術を学ばれている学生さんを中心に、人気な商品だそうです!

大と中の大きさがあります!
数に限りがあるため、無くなり次第終了とのことなので気になる方は早めにご購入ください。

1日中堪能できる美術館

美術館施設だけでなく、ミュージアムカフェやレストラン、宿泊施設もあり1日中堪能できるのが魅力的です!
カフェやレストランは通年営業をされています。

美術館は「ミラーガラス・スクリーン」となっており、景観を映すことで建物が風景に溶け込み、存在感を和らげています。

美術館施設・景色・作品を丸ごと楽しめるのが下瀬美術館です!
写真だけでは伝えきることのできない魅力が沢山あるので、皆さんもぜひ訪れてみてください!!

以上、ペコマガ学生編集部のなつきでした!

下瀬美術館

大竹市晴海2丁目10-50 Google MAP 9:30~17:00(入館は16:30まで)

情報は変更になる場合があります。おでかけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認しておでかけください。