フランス語圏のマンガ、バンド・デシネ。春にぴったりな胸キュン必至の「年上の人」
こんにちは、広島蔦屋書の河賀です。
暖冬とはいえ、なにやらウィルスが心配な今日この頃ですね。
近所でもマスクの品切れが続き、時勢に無頓着なわたしでも入荷の噂を聞くと購入したほどです。
このまま暖かくなって、沈静化することを祈るばかりです。
そう、春はもうすぐそこまで来ています。手洗いうがいをして、気持ちも新たに新年度を迎えましょう。
さて春といえば出会いと別れ。
出会いと別れにも様々ありますが、今回ご紹介する胸キュン系バンド・デシネ(=フランス語圏のマンガ)の甘酸っぱい出会いと別れは、子どもから大人へと移り変わる瞬間を美しく描写してあります。
ぜひ読んで体感していただきたい作品です。
「年上のひと」 バスティアン・ヴィヴェス
姉で、友達で、恋人。
13歳の少年アントワーヌと3つ年上のエレーヌ、家族と共に訪れたバカンス先で出会うひと夏の恋。(春じゃなかった)
13歳の少年の目線から描かれていますが、年上の女性へのあこがれがリアルに伝わってきます。
外国なのもありますがエレーヌが16歳とは思えぬ美しさと色気があり、女性のわたしでもドキドキしちゃいます。
セリフは少なめですが、表情だけで十分というよりむしろセリフがいらないほど感覚が伝わってきます。
特にアントワーヌがエレーヌを見つめる視線からは心臓の鼓動が聞こえてきそうです。
それはバンド・デシネの特徴なのかもしれませんね。
ちょっぴりエロティックな場面もいやらしさではなく、甘酸っぱい爽やかさを感じるのです。
思春期のアントワーヌの目に映るエレーヌ、孤独や寂しさ、揺れ動く心を抱えた二人に訪れた忘れえぬ夏の7日間。
最後に風に髪をたなびかせながら振り向くエレーヌの表情にグッときます。
誰が読んでも胸キュンなのではと思いますが、男性にもおすすめです。
あの頃を思い出し?こんな恋がしたかったと憧れ?いずれにせよ13歳の心臓バクバクを味わっていただけます(笑)
話題の海外コミック「SABRINA」ニック・ドルナソ(米)
姿を消したサブリナを巡って繰り広げられる現代社会を映し出す傑作グラフィックノベル。
一見感情に乏しい登場人物や無音状態から伝わる不気味な心理にも注目です!
紹介した書籍は広島蔦屋書店で!
今回紹介した2冊はどちらも広島蔦屋書店にて取り扱っております。
気になる方は是非お声かけくださいね。
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