宮島水族館の裏側をレポート!飼育員さんのお仕事に密着

宮島水族館
廿日市市 宮島町10番地3
TEL.0829-44-2010 営業時間.9:00 ~ 17:00 ※最終入館時間は16:00 店休日.施設整備・点検のため臨時休館日があります。

こんにちは!りこです。

今日は、先日取材した宮島水族館の裏側に潜入レポートしたいと思います♡

以前の記事はこちらを見てね!
>【前編】宮島水族館をどこよりも詳しく紹介!〜お魚・スナメリ編〜
>【後編】宮島水族館をどこよりも詳しく紹介!〜海の動物とふれあい編〜

では、早速行ってみましょう〜!!

水族館の水槽の裏側ってどうなっているの?

潜入開始!

いきなり目の前に巨大なお魚が!!びっくり。

田守さん

それは先日、地元の漁師さんからいただいたものなんですよ。

こちらは、今日案内してくださる飼育員の田守(たもり)さんです。
お魚にとっても詳しく、まさにお魚博士!
田守さんファンのお客さんも多い、爽やか飼育員さんです。

田守さん

水族館の魚たちは、購入することもありますが、飼育員が実際に海に潜ってとったり、地元の漁師さんから譲り受けたりもしているんです。

ほえ〜。
意外とアナログなんだなあー。
自分で潜ってとってくるってすごい…

水槽を上から覗いてみよう

バックヤードには、展示されている魚以外にも、飼育されている魚の水槽が所狭しと並んでいます。

では、水槽を上から見るために、階段を登ります!
なんかドキドキする!

展示されている水槽の後ろ側はこんな感じになっていました!

ライトがあったり、いろいろな機械やパイプが繋がっています。
ここからエサをあげたり、水槽を掃除したりするそうです。

田守さん

サンゴは動物・植物のどっちか知ってますか?

りこ

えーっと…うーん…動物?

田守さん

おおー!正解です!

田守さんの楽しいお話を聞きながら、いろいろな水槽を案内してもらいます。

水槽の水の量や質を管理するのも、飼育員さんのお仕事。

宮島水族館の水槽には、このように「淡水」と「海水」のパイプがつながっています。
栓をひねるだけで、水が出てくるので常に綺麗な水の状態を保つことができます。

なんと「海水」のパイプはろ過装置などを通って本物の海の水が出るんだとか!
海のそばにある水族館だからこそできる仕組みです。

次に見せてもらったのは、魚がたくさんいる大きな水槽の上。

なんと飼育員さんは、どの魚がどれくらいエサを食べたかをしっかりチェックしているんだそうです。
こんなにたくさんいるのに見極められるなんて…

田守さん

エサ、あげてみますか?

作ったエサもあげますが、このような乾燥した人工のエサも使うんだそうです!
これならわたしでもあげられそう!

ほらほら〜たくさんお食べ〜

水族館のエサのひみつ

次にやってきたのは、調餌場というエサを作る場所。
いろいろな箱やシンクが並んでいて、家庭科室みたいです!

田守さん

魚類のエサは1日に約10kg作ります。

ちなみに体重が約900kgあるトドは1日にエサを30kgも食べるので、毎日すごい量のエサを作っています。

りこ

30kgのエサ…!?

確かに、体の大きさが違いすぎるよね。。

毎日大変そうだな〜

特別に巨大冷蔵庫の中に入らせてもらいました。

さ…寒い!!!!!!!

冷蔵庫の中は約8度。
この冷凍庫はなんと約-20度なんです!
(さすがにここまでで限界…!)

この入れ物に入っている小さな生きものも、エサなんです。

これ、こんなに小さいのにかなり高価なんですよ…
(気になる方は、宮島水族館の飼育員さんに聞いてみてね!)

ちなみに冷蔵庫の中にはこんなものも…!

これは、、「宮島水族館をどこよりも詳しく紹介!〜お魚・スナメリ編〜」で見たカブトムシの幼虫!
ちょっとこれだけは直視できませんでした…(苦手)

冷蔵庫に置いておくことで、冬と錯覚して成虫になる時期をコントロールしているのだそう。

小さなお子様がいるご家庭は、冷蔵庫に幼虫を入れられないように注意です!!
真似しないでね!

オニダルマオコゼの貴重なエサやりシーン

エサの切り身が残っていたので、実際にエサやりを見せていただけることに!

エサをあげるのは、こちらのカサゴの水槽にいる「オニダルマオコゼ」
岩の上でほとんど動くことがないそうです。

オニダルマオコゼは、丸1日動かないこともあるくらい運動しないのでエサは1〜2週間に1回だけ。
エサをあげすぎるとよくないので、調整しながらあげているんだそうです。

右下にいるのがオニダルマオコゼです。

近くまでエサを持っていくと、パクッと一瞬で食べちゃいました!

この1回のエサだけで、また1〜2週間は何も食べずに過ごすんだそうです。

多岐に渡る飼育員さんのお仕事

飼育員さんは、朝の点検からスタートして、それぞれの魚のエサやり、水槽の掃除、水質や水量の調節、エサの準備などなど…
本当に様々なお仕事をされていて驚きました。

水槽の掃除をするときには、ウエットスーツやドライスーツを着て、潜って掃除します。
魚や動物の知識だけではなく、体力も必要なお仕事なんですね!

また、外の菌を持ち込まないために、飼育員さんの着ている服は持ち出し厳禁。
全て水族館の中で洗濯して着用しているんです!

魚や動物を守るために、しっかりと対策をされていることが分かりました。

そして、今回案内してくださった田守さんのように飼育員さんは優しくてフレンドリーな方ばかり!
館内で飼育員さんを見つけたら、どんどん捕まえて質問してみてください!

きっと、知らなかった面白いお話が聞けるはずですよ♡

宮島水族館の裏側をもっと見たい人は「バックヤードツアー」へ

普段は見ることのできない宮島水族館の裏側。
ここでは紹介しきれないほど、知識豊富な飼育員さんからたくさんのお話を聞くことができました!

これまで、なんとなく見ていた水族館だけど、ひとつひとつの魚や動物の特性や飼育方法などを聞くのはとっても楽しかったです♡

そしてなんと、今回わたしが案内してもらったこの「バックヤード」は、一般の方でも入る方法があるんです!

それが、宮島水族館の「バックヤードツアー」
意外と知らない人が多いので、知る人ぞ知るスペシャルシークレットイベント。

参加するには、館内に置いてあるチケットをゲットするだけ。
参加費はかかりません!
チケットの場所が分からない方は、飼育員さんやスタッフの方に声をかけてみてください。
(ヒントは入り口付近…!前回の記事「【前編】宮島水族館をどこよりも詳しく紹介!〜お魚・スナメリ編〜」の中にもヒントが隠されているかも…??)
毎回定員があるので、早めにゲットするのがおすすめです。

宮島水族館のバックヤードをもっと見てみたい!という方は、ぜひバックヤードツアーに参加してみてくださいね♡

宮島水族館

廿日市市 宮島町10番地3 Google MAP 9:00 ~ 17:00 ※最終入館時間は16:00

情報は変更になる場合があります。おでかけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認しておでかけください。