
広島蔦屋書店で食の本を担当しています。仕事で料理をすることもありますが、作ることよりも食べることが好きなアラフォーです。本はもちろん好きですが、本屋さんが好きです。甘いものと、古いものと、かわいいものとか色々好きです。休日に一人で定食屋さんや喫茶店に行くのが最近の楽しみです。
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こんにちは、広島蔦屋書店の河賀です。
混乱の一年が落ち着かないままに過ぎようとしています。
そんな今年を締めくくるべく!
と思ったりしたのですが、締めくくってるかはさておき、最近出会ったこの本をご紹介します。
「女の子のためのストリップ劇場入門」菜央こりん
ストリップというと、おっ!となかなかハードルの高さを感じる方も多いと思いますが、本書はそんなピンク過ぎるイメージを一掃する、男女問わずストリップ初心者のためのガイドブックだと思います。
漫画なのでイラスト描写があり分かりやすいですし、現在のストリップ事情が楽しく興味深く描かれています。
地方の劇場にも足を運び、踊り子さんの魅力ははもちろんのこと内装やお店のプチールール、常連のお客さん事情なんかは、あ~そんな人いそうだな、と目にうかびます。
何より作者のストリップ愛が深く感じられ、ハマリ具合をみていると、すぐにでも行きたくなります。
どんな身体でもそもそも綺麗なんだ!
自信を持っていいんだ
不細工な身体なんてないんだ!
人の身体ってみんな綺麗なんだ!
目からウロコドバー(涙)
というセリフには女性もストリップにはまる真髄のようなものを感じます。
広島の劇場も紹介されていて、更に興味深いですよ。
現在わたしも未体験ですが年内に馳せ参ずるつもりです。
全盛期には全国で300を超えるほどあったストリップ劇場ですが、現在は20にも満たないようです。
この先さらに減ることはあっても増えることはないでしょう。
世の中の変化は不可避で自然な流れでもありますが、消えゆく遺産をせめて今見れるものは見ておきたいと思うのです。
「キャバレー百物語」郷里の娘
本書をおすすめしていただいたのは、広島蔦屋書店で販売中のリトルプレスの作家さんなのですが、キャバレー関連の作品を制作されています。
昨今キャバレーも次々に閉店しています。
そんな往年の夢の場所キャバレーで過ごした人々や出来事、少し時代遅れでもそこにしかないキラメキを詰め込んだこちらの1冊もおすすめです。